子育てについて親に聞いたところ、80%の人が、自分の子どもは『天才』かもしれないと思った経験がある。教育事業を行っているベネッセコーポレーションの調査で明かになった。この調査は、0〜6歳の子供を持つ親に聞いた。有効サンプルは2284人だった。
「自分の子供は天才かもしれない!?と思ったことがありますか」という質問に対して、「頻繁にある」と応えたのは13%。「時々ある」は67%。両方を合わせると80%の親が、「自分の子供は天才かも知れないと思ったことがある」と回答した。また、天才だと思った時期を聞いたところ、「2歳のとき」が87%で最も多く、「4歳のとき」(85%)、「3歳のとき」 (85%)の順だった。
「どんな場面で天才と感じたか」と聞くと、「物事の理解が早い」が31%で一番多かった。次に「テ レビなどで流れる曲をすぐに覚えて歌う」(30%)、「音楽に合わせてリズムをとった」(29%)、「言葉を覚えるのが早い」(24%)、「パズルやブロックがとても上手」(22%)などが多かった。
また、「将来はどのような職業に就いてほしいか」と聞いたところ、男の子では公務員(10%)、女の子では薬剤師(11%)が1位になるなど、安定感のある職業を望む声が多かった。ただ、「子どもの自主性に任せて、将来を築いてほしい」と思っている親が85%を占めた。
子育ての場面で、子どもの気持ちを覗ける「眼鏡」があるとしたら、「どんな眼鏡がほしいか」という質問には、「子どものネガティブな行動の理由がわかる眼鏡」と回答した保護者が43%で最も多かった。次いで、「子どもの才能の芽が見える」(39%)、「子どもの空想した世界を覗ける」(30%)、「悪戯をした時に、叱るべきいたずらと、見守っていてもいい悪戯の判別がつく」(29%)と続いた。