3月11日に起きた東日本大震災に対して、日本はタイから多くの支援を受けた。それに感謝するため、タイの日本人コミュニティーが、「ありがとうタイランド・がんばろう日本」キャンペーンを開始した。
「ありがとうタイ・がんばろう日本」キャンペーンの代表を務める、在タイ日本国大使館の小島誠二(せいじ・こじま)大使は、キャンペーンを象徴するロゴマークを発表し、次のように語った。「東日本大震災の後、タイの皆様から、たくさんの励ましのお言葉を頂いた。そして、大変に多額の支援金を頂いた。国王陛下と王妃陛下をはじめとして、政府、経済界の方々、そして一般の方からたくさんのメッセージと義援金を頂いた。私たち日本人は、タイの人々の温かい心に、大変に感謝している」
タイからは多くの支援金が集まった。また、タイの医療チームが2回にわたって福島県を訪れ、医療活動をした。タイ国発電公社(EGAT)からは、24万世帯の電気を供給できる大型発電機2台が無償で貸し出された。
今回のキャンペーンは、タイの人々の支援に対して感謝を表明するもの。ロゴマークは、タイと日本の手と手が握手をして、ハートマークを作っている。
小島大使は言う。「このロゴマークが象徴するのは、心と心の結びつきだ。見た瞬間に、日本とタイの友情を感じる。日本人のタイに対する感謝が表れている。また、日本の現実の姿を見ていただきたいという思いもある。このロゴマークはタイと日本の絆สายสัมพันธ์を象徴している」
ロゴマークの発表会には、サポーターとして女優のタマロット・ジャイチュンさんが出席した。彼女は、「日本には人を感動させるものがたくさんある。しかし、地震や津波が発生し、多くの方が苦しんでいる」と話した。彼女は2007年のミスタイランド・ワールド代表で、山田長政を描いたタイ映画〝YAMADA〟の主演女優を務めた。
このロゴマークは、タイと日本の絆を深めるためのイベントなどに使用できる。使用申請は、タイ国日本人会の事務局で受け付けている。
日本人会 電話: 02-236-1201 http://www.jat.or.th/campaign